今回の『Wings for Life World Run』では、実際に自身の目標にあわせて作成したプレイリストを聴きながら、『チーム走るひと』のメンバーもイベントに参加した。前もって目標距離を定め、自分が走る姿をイメージしながら作られたプレイリストたちは、それぞれの道のりにぴったりと当てはまったようだ。
猪鼻ちひろ[モデル]
手前味噌で恐縮ですが……すごくよかったです!(笑)
自分の好きな曲、好きなバージョンを集めたので、「もうすぐこの曲がくる!」という感じで常に楽しめました。
6年間オーケストラをやっていた私はクラシックが大好きなので、プレイリストには自分が演奏したことのある、テンポの良いクラシック曲を入れています。
今回は最終的に目標よりも1km長く走れたので、キャッチャーカーが近付いてきた頃にはプレイリストを少し戻して「剣の舞」を聴きながらラストスパート。誰もが運動会などで一度は聴いたことがある曲なので、追われているときに本当におすすめです。
中村優[タレント]
やっぱり、自分の好きな曲が集まっているプレイリストを聴くと気分が上がります。雑誌『走るひと』の企画『走る音楽』のためにプレイリストを作ったことはあるのですが、ここまで自分の走りを細かく想像しながら作ったのは初めて。結構すんなりと出来上がったけれど、まさかこんなにピッタリのものになるとは! 我ながら、バッチリすぎます(笑)。
最初はしっかり曲を聴いて音楽の世界に浸っていたけれど、途中からイヤホンを片耳だけにして、音楽も声援も両方楽しみながら走りました。
マラソンのレースは基本日中に開催されるので、今回のようなナイトランのイベントはとても新鮮!
ベイカー恵利沙[モデル/スタイリスト]
私のプレイリスト、最高!!(笑)
本当に、自分の走りにぴったりの選曲でした。プレイリストを作って走りながら聴くの、やっぱり楽しいですね。
走りながら音楽を聴くといつもついつい口ずさんでしまうのですが、今回一番大きな声で歌ったのは、銀杏BOYZの『銀河鉄道の夜』。
Wings for Life World Runは、小さな子からおじいちゃんおばあちゃんまで、部屋着みたいな格好のまま家の前に出てきてハイタッチしてくれて……雰囲気がとっても温かいんです。応援してくれるひとの層が、どの大会よりも幅広い。本当にすてきなイベントです!
三井祐介[ミュージシャン/モデル]
10kmを目標にプレイリストを作ったのですが、結果的に16km走ることができました。5〜6kmくらいまではWings for Life World Runの醍醐味でもある声援など、周りの空気を楽しみながら走って、そのあとプレイリストを聴き始めたら、ちょうどプレイリストを聴き終えるタイミングでゴールしました。
曲順の流れも、自分の気持ちや体力の変化にびったりとよりそってくれて……少しつらくなってくるところではゆったりとした曲に心を落ち着かせてもらいました。まさに、“音楽に背中を押してもらった”という感じです。
ぜひ来年も走りたいです!!
持永真実[モデル]
夜の道をイメージしながら作った甲斐もあって、雰囲気がとてもマッチしていました。“セーラームーン”でおなじみの『ムーンライト伝説』は一曲目でがっつりテンションを上げてくれる曲。そのあと中盤からはテンポよく力強く後押ししてくれる曲を入れて……曲順もバッチリでした。ラストの“くるみ割り人形”(『No. 12d Trépak (Russian Dance)』)はイメージどおり、最後の力を振り絞ってキャッチャーカーから逃げる曲にびったり! Wings for Life World Runのことを想像しながらプレイリストを作って、実際に雰囲気やテンションがしっかり当てはまったときのうれしさに感動しました。ゴールの瞬間にプレイリストを聴き終えて、長さも完璧で……もう100点です(笑)。
また、「チームラン」のためのプレイリストとして紹介した、UVERworldのTAKUYA∞さん作成のプレイリストは、自身もUVERworldのファンである、モデルの岩崎志保さんに聴いてもらった。
岩崎志保[モデル]
ラスト10kmのためのプレイリストとのことでしたが、今回はスタートしてすぐに聴き始めました。
順調に走っていた9kmを過ぎたあたり。本当にたくさんの方が沿道から応援してくれて、小さい子たちも遅くまで起きて「頑張れー!」と大きな声援を送ってくれて……そこで流れてきたのが『MONDO PIECE』。思わず感情が抑えきれなくなりそうでした。
目標としていた10kmで、プレイリストの最終曲『CORE PRIDE』がぴったり終わると、一曲目に戻して二週目へ。そして終盤、キャッチャーカーが近付いてきたときに流れてきたのが、私にとって走る力を特にくれる曲『PRAYING RUN』! 運命的なものを感じながら、この曲に最後の後押しをしてもらったおかげで、約14km走ることができました!
プレイリストに入っている曲は、全部大好きな曲たちでした。そこで曲順などをあえて見ずに聴いてみると「次はどの曲かな?」と楽しみな気持ちになって面白いですね。チームランはもちろん、一人で聴いても本当に力をもらえるプレイリストだったなと身をもって感じました!
チーム走るひと
雑誌『走るひと』をひとつのより所に、走ることを習慣とする人々のつながりによって生まれたコミュニティ。あらゆるイベントや大会を、あるときは賑やかに、あるときはゆるく走り抜ける。
Text: Kyoka Sasanuma
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