【Column】自分に合ったランニングウェアを見つけよう

快適にランニングするためにはランニングウェアが欠かせない。今回は、価格はもちろん、機能性やコーディネートにおける色使いにも着目して、主にビギナーにとって、失敗しないランニングウェアの選び方をご紹介する。

オンラインショップを賢く活用する


ランニングを始めるには、ウェアが必要だ。まずは、お気に入りのスポーツブランドのオフィシャルサイトやショップをめぐりながら、ランニングに適した自分好みのアイテムを見つけよう。


しかし、パッと思い浮かぶような有名ブランドのアイテムで、ランニングウェアを一式揃えるのは、金銭的に苦しいと感じるかもしれない。そういう場合は、楽天市場やAmazonなどのオンラインショッピングサイトをチェックしてみては? ショッピングサイトからだと、比較的安く購入できる可能性が高く、ウィンドブレーカー、パンツ、インナー、Tシャツ、ソックスといったウェアから、サングラス、キャップ、ネックウォーマー、バックパック、グローブ、心拍計、ランニングウォッチ、ボトルポーチといった小物まで、ランニングに欠かせないアイテムをひととおり揃えることができる。ビギナーズアイテムとしては、トップス、ボトムス、インナー、ソックス、キャップがあれば、当面は問題ないだろう。


また、アイテムの新旧へのこだわりがなければ、アウトレットを利用することで、旧作アイテムをリーズナブルな価格で揃えることができる。インターネットで「ランニングウェア アウトレット」と検索すると、ブランドごとのオンラインショップが出てくるので、そこからリサーチしてみよう。また、各ブランドが展開するアウトレット商品を扱う店舗をみてみれば、掘り出し物が見つかるかもしれない。



機能性に着目したウェア選び


実際にランニングウェアを購入するうえで注目したいのが機能性だ。いくら見た目がおしゃれなウェアでも、機能性が悪いと活動に支障をきたし、ランニングが続かないといったことも起こり得る。ここでは、ランニングウェアを機能性という観点から見てみよう。


まずはトップスから。トップスに必要な機能は、汗をしっかり吸ってくれるかという「吸水性」、汗で体が冷えるのを防ぐために、速く乾くかどうかという「速乾性」、そして、こもった空気をしっかり外に出してくれるかという「通気性」の3つ。これら3つの条件を全て併せ持った素材はズバリ、ポリエステルだ。トップスを選ぶ際には、必ずタグをチェックして、ポリエステルの含有率が高いものを選ぶとよいだろう。


次に、ボトムスの機能性について見てみる。ボトムスはパンツ、タイツ、スカートの3種類に分けることができる。男女ともに使いやすいという点で、最も使い勝手がよいのはパンツだろう。パンツは通気性がよいことに加え、体型を隠せるという強みもある。次にタイツを見てみよう。タイツには、サポートタイツとコンプレッションタイツの2種類あり、それぞれの効果が異なる。サポートタイツは、膝の関節や太ももをしっかりサポートし、固定する働きがある。これにより膝の痛みを防いでくれるのだ。また、コンプレッションタイツは、筋肉を適度に圧迫し、血流を良くしてくれる。これにより、ランニング後の疲労が溜まりにくくなる効果が期待できる。最後はスカートに注目する。スカートは、タイツを履きたいけれど太ももやお尻は隠したいというひとにはもってこいのアイテムだ。このように、各ウェアの機能性や特徴に着目したウェア選びをすれば、より一層快適なランニングを行うことができる。


見た目に着目したウェア選び


多くのランナーにとって、ウェア選びにおいて機能性に勝るとも劣らずに重要なのが、見た目だろう。ランニングウェアの見た目を大事にしたい、おしゃれに着こなしたいというのであれば、シンプルにモノトーンでまとめるのももちろんよいが、反対に、カラフルさを意識してみるのはいかがだろうか。


ビビッドなピンクやイエロー、ブルー、グリーンが使われているウェアは目を引く。ポイントは、色使いにメリハリをつけることだ。シンプルなデザインかつ印象的な色のアイテムを選んでおくと、ランニングウェアとして大活躍するだろう。特に社会人にとっては、鮮やかな色合いの服は、ランニングでしか着る機会もないだろう。「ちょっと派手かも?」と思うくらい主張の強い色を取り入れてみると、新鮮な気持ちでランニングができるだろう。また、夜にランニングを行う際の視認性を高めるためにも、色鮮やかなウェアは一枚持っていると役にはずだ。


ランニングウェアにどんなものを選ぶかによって、トレーニングのモチベーションも変わってくる。見た目から入りたいというひとは、まずどんなウェアがあるのかをリサーチし、購入してみよう。お気に入りのウェアに身を包んだら、快適なランニングライフの始まりだ。


Illustration: Fujii Tomoko



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