【Column】ランニング中に聴く音楽の選び方と、おすすめの曲は?


ランニング中に音楽を聴くことは、もはや定番となっている。さらに音楽は、適切なペースを保つための助けになることも。テンションやテンポ、歌詞や雰囲気など、聴きたい曲はひとそれぞれだと思うが、ここでは「テンポと時間」「聴きたいシーン」といった2つの切り口から、おすすめの洋楽をいくつかご紹介。


ペースと時間の目安に音楽を活用


せっかくランニングをするなら、気持ちよく走りたいもの。その手助けをしてくれるのが、音楽だ。気持ちを高め、走ることを楽しくしてくれる音楽だが、実はほかにも、活用法がある。

一人で走っているときにどれくらいの時間走っているのか、時計やスマートフォンをいちいち見ることがわずらわしいと感じるひとも多いのでは? そんなときは、再生時間をもとに作成したラン用のプレイリストで曲を聴けば、おおよその時間を把握することができる。さらに、自分のペースに合ったテンポの曲を聴くことで、走るペースだって保てるようになる。


ひとつの例として、ミドルテンポで無理なく、比較的穏やかなペースで走ることができる曲を集めたプレイリストをご紹介する。トータルの時間は30分強で、ハードになりすぎないほどよい時間になっている。


1 KT Tunstall「Suddenly I See」 

2 Tayler Swift 「We Are Never Ever Getting Back Together」 

3 The Cardigans「Carnival」 

4 David Bowie「I'd Rather Be High - Venetian Mix (Wasted Edit)」

5 Coldplay「Paradise」 

6 Moonlight Shadow「kokia」

7 Red Hot Chili Peppers「Dani California」

8 The Cranberries 「Dreams」 


KT Tunstallの「Suddenly I See」は、出だしのギターの演奏が軽快な気分にさせてくれる曲でスタートにはもってこい。続いて、今もっともホットなアーティストの一人、Tayler Swiftのヒットソング。さらに新旧のヒット曲の中から、都会的に、おしゃれな感覚に浸りながら、なおかつめりはりをつけて飽きることなく走れるようにつないでいき、最後はゴールへと気分が盛り上がるように、The Cranberriesの「Dreams」でしめくくるラインナップ。きっと爽快なランニングになることだろう。



ランニングシーンごとに聴きたい音楽、曲


ランニングの楽しさのひとつには、そのときどきの気分、コース、環境など、常に新しい体験ができることにもある。同じコースを走っていても、その日その日で違った光景を目にするなど、ふとした発見があることがランニング面白いところ。同じように音楽もまた、聴くときの状況によって、受け取るイメージが変わってくることがある。そこで、いくつものシーンのなかから、朝や日中に走るときと、夜のランニングのとき、それぞれのシーンにおすすめの洋楽を紹介しよう。


*朝~日中に走るとき

U2「Vertigo」

世界的なロックバンド、U2の名曲。かき鳴らされるギターサウンドにのって走れば、太陽の下でテンションが上がること間違いなし。


TWO DOOR CINEMA CLUB「SUN」

ミドルテンポな曲。落ち着いて一日の切ろうというときにいい。都会的で洗練されたサウンドなので、街中の雰囲気を楽しみたいときにも適している。


Enya「The River Sings」

どこか厳かな雰囲気の漂う曲だ。ゆったりとしたテンポなので、のんびり走るときに向いている。特に早朝など早い時間帯や、緑の多い場所でのランなどにおすすめ。


*夜走るとき

These New Puritans「Elvis」

重厚なギター音とドラムから始まるこの曲を耳にすれば、自然と気合いが増してくる。アップテンポな曲なので、気合いとともに駆け出すときにぴたりとはまる。


Billy Joel「The Longest Time」

都会の夜の雰囲気にぴったりな曲。アカペラでスローに感じると思いきや、実はそれなりにテンポのある曲なのでほどよいスピードで走ることができる。


Journey「Open Arms」

スローテンポのバラード。ゆったりとしたメロディからサビで盛り上がるため、夜の風を感じつつ、落ち着きと高揚を与えてくれる曲だ。


今回は「テンポと時間」「聴きたいシーン」といった2つの切り口からおすすめの曲の一例をご紹介した。ぜひあなたも、AWAで自分専用のランニングプレイリストを作ってみては? また、「疾走プレイリスト」ではランニング用のおすすめプレイリストもどんどん紹介していくので、気分やペースなどにぴったりなプレイリストを見つけていただければと思う。


Illustration: Fujii Tomoko

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