以前本コラムで紹介した「TOKYO CITY EKIDEN」では、東京を拠点に活動する異なる4つのランニングコミュニティが集まり、ラン二ングを通して交流を深め合いました。
このイベントを主宰し、さまざまなコミュニティが集うシーンを生み出した『RED RUN CLUB』。
今回第四弾となるコミュニティ紹介では、コミュニティや場所を超えて、活動を広げる『RED RUN CLUB』について紹介します。
──『RED RUN CLUB』結成のきっかけを教えてください
2014年、東京から新しいランニングカルチャーを発信すべく立ち上げました。「走るからには、速くなりたい。走るからには、負けたくない。」をモットーに、スピードとスタイルの両面を追い求めるランクルーを標榜しています。
──どのような活動をされていますか
毎週定期的に皇居付近で、インターバル走やペース走、タイムトライアルといったスピードトレーニングをしています。それぞれのペースは異なるものの、いつだって全員がエンジン全開でメニューに取り組みます。それ以外にも、みんなで集まって長距離ランをしたり、ランクルーのカルチャーを発信するためのイベントを企画したりしています。
──メンバーについて教えてください
チームTシャツの背中に書かれた”LIFE IS TOO SHORT TO LIVE AT 100%”に賛同するような、ランだけに限らず、それぞれの仕事や人生を100%で取り組むひとたちが集まっています。参加のきっかけは、メンバーの紹介であることが多いです。メンバーの職業はアパレルや広告代理店など様々ですが、ラン以外でも、お互いの異なるバックグラウンドから日々相談をしあえるような繋がりを持っています。
──コミュニティ活動では、どのように音楽と関わっていますか
メンバーが集まって行う練習会のときには音楽は聴かないものの、多くのメンバーがそれぞれ普段のジョグや自分を追い込むときに好きな音楽を聴いてモチベーションを上げています。フルマラソンのレースに出場する際、その目標タイムに合わせた長時間のプレイリストを作ったり、ペース走の際に自分のペースに合ったBPMの楽曲を集めたプレイリストを作っているメンバーもいます。
──コミュニティで目指すことはありますか?
これまで、異なるカラーを持つ都内のランクルーたちと合同でスピードを競う対抗駅伝や、遊びの要素も交えたグループランイベントを企画してきました。他国のランクルーのメンバーが練習会に参加する機会もよくありますが、来たる2020年に向けて、より一層世界のランクルーとの交流もより深めていきたいです。
取材を通して、「ランクルー間の横の繋がりを大切にしながら、東京のランニングカルチャーを日本全国、ひいては世界に発信していきたい」と語ってくれた『RED RUN CLUB』創立メンバーのひとり、原さん。チームメンバー一人ひとりがスピードを追求するストイックな面を持ちつつ、“ランニング”を通じて、さまざまな国や地域のコミュニティと交流する機会を設け、東京のランニングカルチャーを活性化している彼らの活動に、今後も注目していきます。
RED RUN CLUB
「走るからには、速くなりたい。走るからには、負けたくない。」をモットーに、スピードとスタイルの両面を追い求めるランクルー。
Instagram:redrunclubtokyo
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